心電図用語の使い方

NSR or SRの定義を知りたい。心電図の正常洞調律、洞調律、サイナスリズムについて

f:id:maru02:20190308001819p:plain
上司
上司
サイナスの定義って何なのかわかる?
まる
まる
えぇーっと・・・P波があって、R-Rが均等で・・・

皆さんは先輩に問われることありませんでしたか・・・私はありました。答えられなかった苦い思い出ですね。笑

そんなわけで今回はNSR or SRの定義についての記事です。モニター心電図上で普段から良く見るサイナスだからこそ定義をしっかりと知っておきたいところです。

NSR or SR の定義とは?サイナスリズム(洞調律)を考えてみる

 

そんなわけで心電図の基本です。モニター心電図でよく見かけるサイナスさん。

パッと見た目でサイナスと答えることは多いと思いますが、定義って意外とアバウトな気がします。

ネット検索結果で波形なり基本的な説明は記載されていますが【サイナスリズム(洞調律)の定義】は少ないと思い記事にしてみました。

 

サイナスリズム(洞調律)定義は成書にはどう書かれているか

 

定義について今回参照にした医学書は下記です。

 

ケース①病気がみえるvol.2循環器

次の①-③全てを満たすときを洞調律という。

①P波の次にQRSが続く

②QRS波にP波が先行する

③Ⅰ、Ⅱ(Ⅲ)誘導でP波が陽性である

2017年 株式会社メディックメディア 病気がみえるvol.2循環器 P33より引用

ケース②新・病態生理できった内科学<1> 循環器疾患

正常では右房の上方から洞房結節が興奮を発生するので、Ⅱ、Ⅲ、aVFの下方向の誘導で上に凸のP波が形成されます。これが「洞調律(sinus rhythm)」です。

2009年 医学教育出版 できちゃった編集委員会,村川裕二 P63より引用

ケース①と②を参考にして、臨床で洞調律(サイナス)を読みとくポイントを考える

 

定義について問われた場合は上記のケース①or②に準じて説明すれば大丈夫です。あとは臨床で正常洞調律を読み解く場合です。今回は上記2つの定義を参考にして考えます。

 

大雑把に臨床でサイナスリズム(洞調律)を確認する場合

①Ⅱ誘導でP波が上向き

②P-P(R-R)間隔が整、P-QRSが繋がっている

細かいことを抜きにすればこの2点で大丈夫です。

まる
まる
これで先輩看護師対策ばっちりですね。笑

サイナスリズム(洞調律)定義をもう少し考えてみます

 

洞調律の定義がわかったところで、今度はHRを見てみます。正常の範囲が決まっております。ただ文献によりけりなところもあるので、病棟ルールに従ってください。

 

【サイナスリズム(洞調律)確認後、HRで分類】

①正常洞調律(normal sinus rhythm)

 HR50-100

②洞性頻脈(sinus tachycardia)

 HR100以上

③洞性徐脈(sinus bradycardia)

 HR50以下

④洞性不整脈(sinus arrhythmia)

 P-P間隔変動が160ms(0.16sec)以上

*徐脈(Brady)の定義は60以下とも書かれている文献あり。

*④についての代表例は呼吸性変動

 

まる
まる
臨床では①~③のどれかに当てはまるはずです。④はしっかり見ていれば気付くことがありますが、あまり気にならないような気がします・・・笑

臨床でサイナスリズム(洞調律)を確認する為にはとにかくP波を探しましょう

 

まる
まる
結構奥深いでしょ、サイナスだけでも
同僚
同僚
先に言うが、皆ここまで興味ないよ。笑

今まで定義についての説明をしてきましたが、臨床でのモニター心電図からサイナスを確認するうえで一番大事な所はP波の有無です。

とりあえずP波を探しましょう、これ鉄則です

P波さえ見つかれば、あとはQRSと繋がっているかの確認です。それだけでサイナスリズム(洞調律)に気付けるはずです。

 

上司
上司
P波は見えないけどR-Rが均等だからサイナスリズムだ!

にはならないようにしましょう(実際に良く耳にする発言です)

今回は定義について触れていますが、NSR or SRの違いについては下記で触れています。良ければ参照してみてください。

NSRとSRの違いは何ですか?心電図の正常洞調律、洞調律、サイナスリズムについて心電図の正常洞調律。NSRとSRの言葉の使い方の違いについての記事です。主に看護師向けです...

検索でこの記事に辿り着い方へ。この記事が理解の助けに少しでもなれば幸いです。

参考文献

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です