心電図検定試験の過去問?実際に出題された問題をまとめてみました
久々に心電図検定についての記事です。機会があれば心電図検定に再度受験を考えており、その為に情報収集をしております。もちろん試験問題についてです。
私も含めてだと思いますが心電図検定試験問題は回収される為、どの問題が出題されたのかは関心があるところかと思います。
実際にどのような問題が出題されたかを紹介し、微力ながら受験者の力になればと考え今回記事にしてみました。
前回記事はこちら
【まとめ】私の心電図検定勉強方法の紹介。看護師の心電図検定に向けて⑯
*心電図検定試験問題は回収されているので、あくまで参考程度で御覧ください
心電図検定試験の過去問?実際に出題された問題をまとめてみました
そもそも心電図検定の試験問題の範囲は日本不整脈心電学会のホームページで明記されていないのです、極論で言えば全ての心電図波形が検定に出題されてもおかしくありません。
そんなわけで、この記事を読んでいる人は心電図検定受験者を想定しています。試験範囲が未公開なので、どんな試験問題が出題されるのかは気になるところ。ただ一つだけ間違いないことがあります。
2~3級想定試験問題に加えて、心電図検定試験の雰囲気もこれで掴めるので、まずはこの公式問題集&テキストで勉強していきましょう。
心電図検定2~4級試験問題について
2~4級に関しては上記にも紹介した『公式問題集&テキスト』の級別の想定問題を解いていくことが重要です。想定問題を解きつつ、わからない心電図用語を別の心電図医学書で調べることで知識を身につける方法をおすすめします。
私も実際に2級を受験したことがありますが、多くは『公式問題集&テキスト』に出題されている範囲でした。他の受験者の声を参考にしてみても、そこまで逸脱した問題が出題されているとの情報はありませんでした。
2~4級の受験を考えている方は是非下記の組み合わせで勉強していきましょう。
『公式問題集&テキスト』+手持ちの心電図成書
テキストの想定問題から代表例を挙げていくと(全てではありません)
軸偏移
左脚前肢・後肢ブロック
心房期外収縮(異所性も含めて)
心室期外収縮
心筋虚血の心電図変化
不整脈源性右室心筋症(ARVC) ε波
心電図検定1級試験問題について
1級想定問題は『公式問題集&テキスト』でもありますが、設問として少ないです。なので情報が少ないのが受験者としての悩みだと思います。
自身が1級受験した際、または直近の1級受験者の口コミを見る限りは上記2~4級の問題に加えて下記のような範囲まで出題されます。
心電図検定1級で過去に出題された問題(全てではありません)
小児心電図
遺伝性QT延長症候群(LQTS)のタイプ(LQT1,2,3)
低体温。J波(オズボーン波)
WPW症候群の副伝導路(ケント束)の部位
心房頻拍の起源
心室頻拍起源の推定
心房期外収縮の変行伝導なのか心室頻拍なのか
右胸心
左右電極の付け間違え
電解質異常の心電図
2019年度心電図検定より得点ランク制度が開始になる
ちなみに試験問題も気になるところですが、どの程度正解すれば合格出来るかも気になるところ。以前はそれすらも非公開でした。
2019年度より合否の通知と一緒に得点ランクを受験者に伝える制度が開始になりました。得点ランクは個人に伝えられるものの、そもそもの合格ボーダーラインは未だに謎に包まれております。
級によって合格ボーダーラインは異なる可能性もありますので、この記事での言及はさけておきます。
得点ランク○で○級に合格しました
と言った個人の声はTwitterなどで検索すれば出てくるので、自身の受ける級の参考にしてみても良いかもしれません。
心電図検定の情報収集は各種SNSも参考にするのも有効です
近年心電図検定の受験者が増えており、様々な媒体で試験についての情報が知れます。私はTwitter、Instagramを見ていましたが、自分の級に合わせた情報を仕入れるのも試験対策の一つかもしれません。
多くの情報がありすぎると、心電図検定勉強の方法に戸惑うこともあるかもしれません。最終的に自分のやりやすい勉強方法を見つけて、受験日まで備えましょう。
少しでも今回の記事が受験者の参考になれば幸いです。以上。まる(@maru02ns)でした。