4月ですね。新年度が始まり、新人看護師さんが働き始めた時期だと思います。そんな時期におすすめな本を読みました。
そんなわけで今月の医学書を紹介する記事です。紹介する本はこちらです。
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これから色々な経験を重ねて看護師の仕事は楽しい、辛い、などと色々と思うことが増えてくるはず。そんな新人看護師さんにおすすめの本です。
また新人看護師ではない私のような中堅に差し掛かった看護師が読む本としては、看護の原点とは?と考えさせられる本でもあります。
『現役看護師イラストエッセイ 病院というヘンテコな場所が教えてくれたコト。』を読みました
看護師として働いている人が経験するであろうことが書かれています。そうです、看護師の目線で書かれているノンフィクションです。
こんなことあったなぁ、って思いながら読んだ私は中堅看護師です。懐かしい気持ちになりました。
そんな私の懐かしい気持ちはさておき、本の内容は温かい雰囲気の手書きイラストに物語が紡がれています。
看護師として働くなかで何度か訪れるであろう患者さんの死。その現実を丁寧な言葉で綴られています。
そんなわけで新人看護師さんと中堅看護師さん目線でネタバレしない程度で紹介します。
新人看護師さん目線
「病気と患者さんの死」について、仲本りささんの実体験から色々と考えることが出来ます。新人看護師さんが出会うであろう場面が丁寧に書かれています。
内容は患者さん、先生、同期の助産師が教えてくれたことがまとめられています。
内容の一つとして、がんを患う患者さんとの関わりが書かれています。その関わりで悩む姿も描写されています。
患者さんひとりひとり病気になった経緯は違います。故に求められることも違います。そこが看護の魅力でもありますが、難しいところでもあります。そんなことを改めて考えさせられました。
全編を通して仲本りささんの優しさが伝わってきます。患者さんに対して誠実な気持ちはどの看護師さんにも共通することだと思います。
泣けます。
中堅看護師さん目線
看護師を目指した理由は何だっただろうか。個人的にはそんなことを振り返るきっかけになりました。
私は祖母の介護を目の当たりにして何も出来なかった過去があります。その経験から勤めていた営業の仕事ではなく、医療の仕事につきたいと考え看護師を目指しました。
そんな私も中堅看護師になりました。今なら祖母の介護も十分に行えるはず、どんな治療が行われているかもある程度わかるはず。私は看護師になって良かったと思います。
自分語りは置いておいて話を戻します。
今の私は患者さんに対して誠実に向き合ってるだろうか。私のように看護師の仕事に少し疲れた人におすすめです。イラストの温かさもありますが、癒されます。
泣けます(2度目)
患者さんの死を通して成長出来ることもある
患者さんの死に何度か携わることがありました。それはこの仕事をしていれば避けられないことです。
私も仲本りささんと一緒で新人看護師時代に印象に残った「患者さんの死」はありました。当時を振り返れば、患者さんの対して何も出来ていなかったと思います。
そんな私でも周囲の支えもあり、今でも看護師として働いています。今の状態ならこんなことを考えられる、とまでは言えませんが成長はしている気がします。
Amazonレビューにも様々な方がコメントしているので参考にしてみてください。以上。まる(@maru02ns)でした。
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