おすすめ医学書

救急・急変対応!医師の解説が魅力的な良本『Dr.林&今の 外来でも病棟でもバリバリ役立つ!救急・急変対応(メディカのセミナー濃縮ライブシリーズ)』

まる
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循環器ばかりではなく色々な本を読んでみようと思いました 
上司
上司
急変対応はどの病棟でもあり得るからね

今年から自身の勉強リハビリも兼ねて、月1冊ペースで医学書を読むことにしました。今月が第3弾です。

どの病棟に勤めていても救急・急変対応は知っておいた方が良いですよね。医療の現場は命の現場であるので、ある程度の怖さは持ち続けながら仕事をする必要があります。

以前から読んでみたいと思っていた医学書だったので、今回紹介させて頂きます。

 

救急・急変対応!医師の解説が魅力的な良本『Dr.林&今の 外来でも病棟でもバリバリ役立つ!救急・急変対応(メディカのセミナー濃縮ライブシリーズ)』

 

この医学書を読んでみたいと思った理由の一つに、以前に救急初期対応のセミナーを受けたことがあったからです。

まる
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講演しているDr.林に感動したのを覚えています

と言うのも、当時から総合診療医Dr.GやDr.林の笑劇的救急問答を見ていた私にとって、リアルでその姿を見れるだけで嬉しかったのです。

 

内容もわかりやすかったですが、Dr.林に会えた感動も大きかったわけです。そんなわけで一緒に行った同僚と感動するポイントが違ったセミナーでありました。

かれこれ数年が経ちましたが、そのときのセミナーの内容をまとめた医学書が出版されていたことに気付きました。それが今回の医学書です。

内容的には主に救急外来の看護師さんには間違いなくおすすめです。あとは病棟勤務の看護師さんでも、急変時における患者様のアセスメントを知ることが出来るのでおすすめです。

 

救急外来担当看護師さんと、病棟勤務の看護師さん向けです

 

そんなわけでこの二つの目線をメインにして考えてみました。

 

救急外来担当看護師さん目線

 

危険な患者様のトリアージから、ショック・頭・胸・腹の疾患アプローチまであります。読んでいけば大事なポイントが学べます。

まる
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心臓単科の救急外来は担当したことがありますが、総合病院での救急外来になるとこのような様々な患者さんが・・・おそろしや

 

本書にて、危険な疾患に対してどのようなことを医師が考えているのか、そしてどのような動きが看護師として求められるか、を学べます。読み物としても面白いです。

読み終えて思いましたが、本当に救急外来を担当する看護師さんは全般的な疾患の知識が問われますね。いつか携わりたい希望はありますが、地頭を鍛えなければ私にはついていけないです。

あとはこの医学書は全体的に読みやすい配慮がされています。その一つに話し言葉での記載です。内容の途中で(笑)が書かれていたりと好みは分かれると思いますが、私は好きです。

 

病棟勤務の看護師さん目線(循環器病棟経験で考えてみました)

 

元循環器病棟経験者としては、胸が悪いの?の項目は比較的にスラスラ読めました。

まる
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中でも印象に残ったのは、4killer chest painのことです

4killer chest pain

・ACS(急性冠症候群)

・肺塞栓

・大動脈解離

・特発性食道破裂

 

上記4つの疾患のことで、上3つは実際に遭遇したことがありますね。やはり実際に経験していて読むのは違いますね。あのときは・・・なんて思いながら読み進められました。

循環器病棟で食道破裂は中々出会わないと思いますが、上記3つに関しては遭遇率は高いはず。主に初期対応と疾患の考え方が書かれています。

まる
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より詳しく疾患について知りたい方は各種循環器参考書で確認ですが、初期対応を知るだけでも勉強になりますよ

 

今まで散々読みやすいと紹介している割に通読するのに時間がかかりました

 

私のように救急外来担当をしている看護師ではない人にとっては、馴染みの薄い疾患もあります。そんなわけで通読は大変でした。

救急外来担当以外の看護師さんで救急・急変対応を知りたいと思って購入する方であれば最初から最後まで通読するよりも、まずは自分自身の病棟に関わる疾患の頁を参考にするだけでも良いかもしれません。

まる
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そこから興味あるところを読んでいけば、読み進めやすいかもしれませんね。完全に読み方が悪かった私の例でした

 

私が本書を読んで個人的に印象に残った内容

 

個人的にこの医学書の一番の使いどころは患者様の主訴から考える臨床推論だと思います。

通読すれば救急・急変対応の中で危険な疾患に対する医師の考えていることが知ることが出来ます。

まる
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臨床で患者様の様々ある主訴の中で、何を危険だと感じて医師に伝えれば良いのか。そしてどのような行動を看護師として取るべきか

このような悩みを解決出来る医学書でもあると思います。

 

私も経験年数では中堅看護師になってきました。だからと言って救急・急変対応に自信はありません。もちろん自信があることは大事ですが、自信がないのにも理由があります。

私は自信がないなりに色々と勉強して知識を蓄えて、緊急を要する場面で焦らない為に備えています。本当に医療の現場は何が起こるかわからないです。そんなところで簡単に自信があるとは言えないのです。

まる
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そんなわけで私のように色々と勉強して様々な疾患に対する全般的な知識を増やしたい、蓄えたい、と言う方にはおすすめの本ですね

 

更に内容が気になる方はこちらを参照してみてください

 

中身についてはあっさりとした説明のみですので、どのような内容が書かれているか気になる方は下記を参照してみてください。目次欄に細かく書かれております。

Dr.林&今の 外来でも病棟でもバリバリ役立つ! 救急・急変対応-書籍|メディカ出版

 

救急・急変対応がバリバリ出来る看護師になりたいと言う願い

 

今までの経歴が急性期が多い看護師なので、救急・急変対応が出来る看護師に憧れはあります。

以前に救急の認定看護師さんと働いたことがあるのですが、急変であっても落ち着いて対応していました。この辺の対応力の差は、場数を踏んで慣れているのと知識の差だと思います。

 

私もバリバリとは言いません。救急・急変時に落ち着いて対応出来る看護師になりたいところです。そんなことを思いながら通読しました。

まる
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ではでは今月の1冊でした。また医学書を読んだら紹介していきます

Amazonレビューにも様々な方がコメントしているので参考にしてみてください。以上。まる(@maru02ns)でした。

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看護師向けブログ『ぴのまるなーす』の運営しています|看護師の日常・転職体験記が主な記事です。少しでも看護師の方や医療者の方の参考になれば幸いです。

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