看護師の仕事で点滴をすることは良くあることです。
なんて話をする機会がありました。せっかく自分が思いついた悩みです。点滴のことを改めて振り返ろう、ちょっと調べてみよう、と思ったのが購入のきっかけです。
読んでみて思ったことは「わかりやすい」と言うことです。新人看護師のときに読みたかったです。
輸液のことを知っているようで詳しく知らない(これ私です)、輸液指示を出す医師の意図を知りたい人、そのような看護師さんがいましたらオススメです。
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輸液の初歩を学びたい看護師向けの良本『看護の現場ですぐに役立つ「輸液」のキホン(ナースのためのスキルアップノート)』
遠い昔に輸液に関しての講習を受講したことがあります。資料を読みつつ、当日は理解したつもり現象になります。そして翌日からの勤務に活かせない。
私は看護師歴7年目です。中堅とも呼ばれる年数ですが、意外と輸液のことをわかっていなかったような気がします。恥ずかしいですけど、事実なので書かせて頂きます。
これを読むと輸液指示を出す医師の意図が少しわかるようになります。そんなわけでオススメだと思った内容と、個人的に印象に残った内容の紹介をしていきます。
新人看護師さんと中堅看護師さんにオススメです
私は御局看護師程のキャリアがないので、新人目線と中堅目線で考えてみました。
新人看護師さん目線
輸液内容云々を先に考えるよりも、医師からの輸液指示後の準備、穿刺、速度調節、投与方法のことが書かれています。まずはそこから勉強が出来ます。
それを踏まえて症例から考える輸液の知識を考えることができます。良くある症例なので、出会う頻度は多いはず。
とりあえず輸液に関して一冊本を読もう、と考えている人なら内容がわかりやすいですしオススメです。
中堅看護師さん目線
いつも使用しているが故にあまり輸液について深く考えることがないように思えます(私だけかもしれません、あしからず)
なんて話はよくありそうです。あるあるなので、深く考えないですよね。
そんなわけで、もう少し輸液について考えてみようと思う看護師さんにオススメです。内容的には点滴の準備等は、流し読みで大丈夫だと思います。病棟での経験から理解が早いからです。
症例から考える輸液製剤を考える、輸液製剤を詳しく知る、の項目がオススメです。特に症例から考える輸液製剤はわかりやすいですね。
なんてことを思いながら読み進めました。もし新人看護師さんに輸液のことを尋ねられたら、この本があれば解決出来そうです。
これも良く出会うあるある場面
と話す看護師さん。それは血管内脱水?細胞内脱水?ですか?この本を読むと理解の助けになります。
私が個人的に印象に残った内容
アナフィラキシーショックについての項目ですね。意外と理解出来ていなかったので、今回改めて勉強になりました。
やっぱり言葉をわけて考える必要がありますね。アナフィラキシーとショックです。血管透過性が亢進し血管外に水が漏れてしまう現象をアナフィラキシーと呼ぶ。
付随してショックについての記載も簡潔でわかりやすいです。
コウメイ様のサイトで内容の目次が確認出来ます
筆者がこちらの本を書いた理由が書かれています。目次もありますので、私の説明より数倍わかりやすいです。この本に興味が出てきた方は参照してみてください。
看護師として働くなかで輸液を使用する頻度は多いはずです
この本を読んで改めて輸液は大事だと思いました。関わる機会が多いですしね。
輸液のことをわかっているつもりでわかっていない、私のような人がいましたら一度参考にしてみてください。
Amazonレビューにも様々な方がコメントしているので参考にしてみてください。以上。まる(@maru02ns)でした。
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その他、コウメイ先生の執筆本の紹介です
他にもコウメイ先生の本を読んでいます。
『看護の現場ですぐに役立つモニター心電図(ナースのためのスキルアップノート)』
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心電図を学びたい!その最初の一歩を支える良本『看護の現場ですぐに役立つモニター心電図 (ナースのためのスキルアップノート) 』|ぴのまるさん
『レジデントのためのこれだけ心電図』
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【心電図検定対策のおすすめ医学書①】『レジデントのためのこれだけ心電図』|ぴのまるさん