病棟勤務のぼやき

療養病棟で働く。些細な変化は何かの予兆として受け取るべきだと思ったこと。脳神経外科病棟で働く看護師⑤

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療養病棟で働く中で思うこと。抗生剤の使い方が気になるの巻。脳神経外科病棟で働く看護師④ – ぴのまるさん

上記は前回記事です。

 

意味深なタイトルですが、そんな難しい話ではありません。最近立て続けに患者様に起こった出来事の振り返りです。

療養病棟で働く看護師の気持ちってこんな感じなのかな、と思って頂ければ幸いです。

些細な変化は何かの予兆として受け取るべきだと思ったこと

 

前回記事でも少し触れましたが、療養病棟であっても感染症の治療は行います。私の病棟では中途半端な治療具合が否めませんが、そこは深く考えません。

今回は普段見慣れているような感染症治療の光景でなく、とあるイベントがあった翌日に亡くなることが立て続けに起こりました。

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キーワードは嘔吐とSpO2の低下です

イベント①普段嘔吐しない患者様が嘔吐をした

 

その患者様は度々発熱がありました。喋れません、拘縮してます。もちろん訴えは出来ません。経管栄養。気切なし。

尿路感染の場合と、痰が多く誤嚥による肺炎疑いは良くありました。その都度、毎度の抗生剤治療になっておりました。

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一つ言えるのは、いくら発熱があろうとも今まで嘔吐はしていなかったのです

 

そんな患者様が夜間ラウンド中に嘔吐しているところを発見されました。すぐさま吸引施行しましたが、いつ嘔吐していたかわからず、SpO2は低下したまま。

これはいかんと医師に報告したようです。補液といつもの抗生剤開始となりました。酸素投与を行うがSpO2は低下したまま、努力呼吸。

私は日勤で来ました。状況はまったく改善せず。その日の昼で看取りになりました。

 

今までであっても、発熱は度々あった患者様です。

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ですが嘔吐はなかった。その嘔吐が引き金となって急変してしまったわけです

私はこのケースで改めて実感しました。

療養病棟の患者様はぎりぎりのところを毎日生きているのです。そして些細な変化ですら、耐えられない脆さがあることに。

 

イベント②普段よりSpO2が低い

 

この患者様は普段からSpO2は90-94%程度。そもそものベースが低い。経管栄養。気切なし。喋れません、訴えは出来ません。

そんな患者様を夜勤担当者が訪室、何かおかしいと気付いたとのこと。バイタル測定をするとSpO2が88-90%であった。普段より少し低い。

やっぱり何だか普段とおかしいと思いながら、翌朝に医師に報告したそうです。医師は補液と抗生剤、レントゲン撮影の指示を出す。

 

レントゲン上、著名な胸水貯留、心不全ではないかとのこと。利尿薬が増え、胃管より注入。

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日勤者みんなが何だかおかしいなと思いながら日勤が終わりました

 

そして翌日・・・

私が日勤で来ると部屋が変わっています。

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見えた心電図波形は、HR20-30台の心室補充調律。パっとみて嫌な予感

その日の午前中に看取りになりました。

 

夜勤担当者いわく朝方に呼吸がおかしいことに気付いて部屋を変えたとのこと。

SpO2低下からわずか2日しか経っておりません。元から心不全状態が続いていたのではないかと見解がありました。私もそう思います。にしても、2日です。

普段からSpO2のベースが低い患者様でした。些細な変化は数%のSpO2低下です。客観的に情報が知れるバイタル測定は大事だと改めて思いました。

そして訴えられない患者様こそバイタル測定が重要です。訴えが出来ない分の気付きがとても大事だと思えました。

 

ケース①,②を振り返り思うこと

 

本当に何が起きるかわかりません。きっかけは普段ないことが起きる、それが些細なことであっても。

そして療養病棟の患者様はぎりぎりのところを生きていて、少しのバランスの崩れが致命的な状況を生むことが良くわかりました。

どの病棟で働いていても看護することの難しさを感じます。

まる
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些細な変化に気付ける看護師になりたいな、何が起ころうとも対処出来るようになりたいな

ある一定の怖さを持って仕事にはこれからも望みたいです。些細な変化はおそろしや。

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