私は以前に1ヶ月で病院を退職しました。
その際に看護師転職サイトを利用した方が、1ヶ月で辞めた看護師のサポートをしてくれると考えました。
しかし看護師転職サイトのサポートを受けながらも、中々1ヶ月で辞めた経歴の看護師を採用してくれる病院はありません。
私は最初は看護師転職サイトを利用していましたが、最後は自分で直接応募を試みて再就職が叶いました。
この記事は当時を振り返り、どのような流れで再就職までこぎつけたのかをまとめた記事です。もし私と同じような境遇な方がいましたら、少しでも参考になれば幸いです。
看護師の転職事情には個人差があります。
看護師求人に関しては住んでいる地域が重要な要素です。後述しますが、決して看護師転職サイト批判ではありません
もう看護師転職サイトは使わない。最終的に直接応募で合格を頂いた道のり
現在までの簡単なあらすじ
①地元就職の為に某病院に転職。自身のやりたい看護と違うことに気づく
②某病院を1ヶ月で退職。看護師だからすぐ仕事が見つかるだろう
③以前の病院に出戻り再就職を目指して履歴書応募。書類選考で不採用
④看護師転職サイトに登録(1つのみ)某病院勧められ、応募
⑤勧められた病院で不合格。次の紹介先が見つからない。無職期間2ヶ月の危機
このままでは2か月間無職になってしまうという焦りがありました。
そしてこのまま同じ看護師転職サイトを利用していても上手くいかないような気がしました。自分でも病院を探すことと並行して、別な看護師転職サイトにも登録してみようと考えてみました。
看護師転職サイトに複数登録してみる
看護師転職サイトに勧められた病院を受験。不採用の理由は、1ヶ月で辞めた看護師なので長く勤めることが出来ないと思われた為でした。
1ヶ月で辞めた看護師をフォローしてくれるのではないか、と考えて看護師転職サイトを利用しましたがその効果は薄かったようです。
やはり1ヶ月で仕事を辞めると傷物扱いされます。この時点で自分がしたことに後悔しかありませんが、今は前を向いて就職先を見つける必要があります。
そんな当時の私は今の看護師転職サイトを使ってもまた不採用になるのではないか、と思いました。試しに別の看護師転職サイト(B社)に登録してみました。
B社からの怒涛の猛攻、求人プッシュ
B社から早速連絡が来ました。一通りの経歴を伝える。現状でA社で病院面接の段取りをしてもらっていること伝えました。
早急な対応で電話が来る。
良く喋る担当様の猛攻。
そこまで内情を話して良いものなのか。
妙に新しく入った病院を押してくる。信頼出来ない。
丁重にお断りして電話は終了しました
A社とB社。看護師転職サイトを比較してみて思ったこと
看護師転職サイトは看護師を紹介すると、病院から紹介料を頂きます。私達は無料ですが、病院は紹介料を転職サイトに払わなければなりません。
当時の私の勝手な想像
- 同じ病院でA社で私が紹介され、B社でB看護師が紹介されると仮定
- A社の私が転職の応募を辞めれば、B社のB看護師の採用率が上がる
- そこでB社の担当はB看護師を採用してもらうために、あえてA社紹介の私に転職を辞めてもらいたかったのではないか?
- それで私に合格率が低い事、給与体系の話に持っていき、別病院を勧めた
- 私がB社経由で新たな病院に応募すれば、B社は更に儲かる
成功すればB社の儲け。そうに違いない。
家族に相談すると「もう看護師転職サイト辞めたら?」とも言われました。
友人からの病院ホームページから直接応募の勧め
たまたまこのB社の連絡を受ける前日に看護師の友人と会う機会がありました。二人とも転職経験者です。
二人の友人から看護師転職サイトを辞めたら?と提案を受けていました。
私は悩みました。支える家族がいるのに2ヶ月間の無職・・・
とにかく仕事をしないと家族を支えることすら出来ない
B社の話を鵜呑みにすれば、今A社の人が段取りしている病院の受かる確率は30%。ただし不確定情報。もちろんA社の人から合格率についての話はない。
段取りしている病院以外で探してみよう。自分で直接応募出来る病院を探してみる。
自分で就職先を探して直接応募を試みる。看護師転職サイトに頼らない
A社で紹介された病院の面接段取りを進めつつ、自分で求人を探して直接電話で採用交渉してみようと方針変更してみました。
早速転職サイト以外でハローワークで求人を探し、まだ看護師を募集している病院のホームページを探す。その中の一つの病院に連絡してみる。自宅から近隣病院です。
あれ?看護師転職サイトB社の人、近隣病院は全て断られたとか言っていたのは嘘であったのか。ひとまず病院案内までこぎつけることが出来ました。
病院案内のみと思いきや、突然の看護部長面談
履歴書持参し向かう。まさかの病院案内でなく看護部長と面談になりました。
履歴書を確認してもらいつつ、1ヶ月で辞めた経緯を説明。生活のこと、今の気持ちとして働きたい気持ちで一杯なこと。等。30分程度は話していました。
と話され面談終了。翌日に面接となる。スピード感がありすぎて驚きました。
翌日の面接にて合格を頂きました。わずか1日で再就職が叶いました。家族・友人に勧められた病院への直接応募をして良かったです。
病院に直接応募にて合格を頂いた今回の転職活動についてのまとめ
これはあくまで私の地域での看護師転職の御話です。比較的に田舎です。
看護師転職サイトを利用して良い求人と出会えたと言う人もいると思います。その逆の人もしかりかと思います。「看護師・転職サイト」と検索すれば様々な転職サイトが見れると思います。
個人の感想としては、この約1ヶ月の間は精神的に辛かったです。無職期間のプレッシャーは重いです。ただ何度も言いますが、それも1ヶ月で病院を辞めた自分の責任。
転職は計画的に行いましょう。私が今回の転職で学んだこと
ちなみに私を採用して頂いた病院の看護部長より
と言葉は濁されましたが、やはりお金のことは気にされていた様子でした。
看護部長の言い分だと、病院側としては私のように直接応募をした方が良いのでしょうか。真実はわかりませんが、今回に限って言えば私の決断が正しかったのかもしれません。
ちなみに合格を頂いた後日に、看護師転職サイトA社に段取りされていた病院について。
友人の看護師が段取りしていた病院の内情に詳しい人に聞いてくれたらしく、人手は常に募集しており、むしろ友人看護師の紹介で採用可能とのことでした。
転職活動は難しいです。
本当の地獄はここからだった。転職先で適応障害になった看護師
何故1ヶ月で辞めた看護師を面談し、翌日に合格を出すことが出来たのでしょうか。
それは慢性的な人手不足、退職者続出の病院だったからです。看護師転職サイトが紹介しない理由は、病院が看護師転職サイトを断っていたからです。
私は病院に直接応募をするまえに病院情報収集を怠りました。人手不足な病院であり、退職者が続出する理由が病院の雰囲気が悪く、人間関係が最悪と言うことを知らなかったです。
その結果は同僚、上司の指導に耐え切れず、入職後3ヵ月で適応障害になり部署異動を経験しました。
同僚に無視をされ、周囲の看護師がいる中で大声で指導と言う名の虐めを受けました。精神的に追い詰められて、病院についても通勤した車から出られなくなりました。あまりに辛くて途中で仕事を休み、帰りました。
初めて看護師として働くことが辛いと感じました。振り返れば地獄のような3か月でした。自分にあった転職先と言う点で、私には合っていなかったのかもしれません。
直接応募であっても看護師転職サイトを利用しても、病院情報収集はしっかりと行いましょう

この記事を読んで頂いた方は、転職活動の方法について悩んでいると考えます。
直接応募であっても看護師転職サイトを利用した転職であっても、ご自身の転職事情を考慮し、納得いく転職が行えれば良いと思います。
ちなみに私はこの記事を書いている時点では適応障害になった現在の職場から抜け出せていません。辛いですけど、自分が選んだ人生。
現在の私は病院ホームページからの直接応募を検討しつつ、看護師転職サイトの複数登録を実践して働きたい病院の情報収集をしています。
私のような転職失敗を避ける為には病院情報は非常に重要です
例えば勤務・夜勤2交代or3交代。休日の数。勤める看護師の年齢層バランス。離職率など、失敗しない転職をする為にはとにかく病院情報が大事です。
病院情報に関しては友人から、もしくは下記のような転職サイトに無料登録をして収集するのも手です。もちろんナスコミを使うのも手です。
私のような看護師さんが増えない為にも、徹底的に情報収集してください。どの転職方法であっても、悔いのない転職が出来ることをお祈りします。
以上。まる(@maru02ns)でした。
自分に希望にあった・働き続けることの出来る職場に出会う為に
個人的には自力での病院直接応募がおすすめです。それは事実です。
しかし看護師の仕事は日勤・夜勤と勤務時間は不規則です。看護師の仕事をしながら転職活動を行うことはとても労力のいることです。まして自分で病院選びをする場合は条件交渉や面接等の日程調整も必要です。
身体的・精神的に少しでも自力での転職活動に不安がある場合は、看護師転職サイトのサポートを受けながら活動することも一つの手として覚えた方が良いですよ。
どのような活動方法を選んだとしても、最後に自分にあった病院に転職出来ることをお祈りしています。
【ナースではたらこ】