植込み型心臓不整脈デバイス認定士の取得を目指す看護師①事前準備-指定講習会受講

お久しぶりです。約2年ぶりに投稿します。
循環器病棟から離れて8年目。すっかり心電図の知識が抜けている看護師まるです
循環器病棟で働けることを目指して転職したら、何故か手術室に配属されました。現在も手術室スタッフとして働いております。もはや循環器病棟で働くことが夢なのでしょうか。
ただ私も将来の夢があるんです。デバイスナースです。その夢に近づくための資格とは・・・・植込み型心臓不整脈デバイス認定士です。
私は夢を叶えるためにこの資格を確実に取得したい。と言うことで、新しい資格取得シリーズが始まります。正直なところ循環器から離れている期間が長すぎるので不安が大きいですが頑張ります。

これから看護師で植込み型心臓不整脈デバイス認定士を目指す方の参考になれば幸いです。
植込み型心臓不整脈デバイス認定士とは?
知らない方もいると思いますので、まずは植込み型心臓節整脈デバイス認定士についての説明です。下記の頁を参照にして頂けると詳細はわかります。

上記を踏まえて、自分が看護師として植込み型心臓電気デバイスに特化した医療チームの一員として働くための資格です。
一例を挙げると、看護師として働くなかでは患者さんのペースメーカーの管理や生活指導に役立ちます。また施設によっては、遠隔モニタリングによる患者ケアや手術前後の患者ケアの介入を行います。
患者さんに専門的な知識をもって関わることは看護師として大事なことです。

患者さんにより良い看護を提供出来ると言う意味でも、今後の医療業界で必要とされる資格だと私は思っています
試験を受ける前の事前準備
まずは試験を受けるためには受験要件のチェックです。
3. 受験要件
1) 日本の国家医療資格を有すること※1(経験年数は問わない)
2) 日本不整脈心電学会の会員(A会員、B会員、C会員のいずれか)であること
※指定講習会免除者で出願に合わせて入会される場合は、8月29日(金)正午までに入会申し込み、年会費を9月12日(金)までにお振込みください。個別の対応はできかねます。
※年会費振込用紙がお手元に届くまで約1週間、入会手続き完了まで2~3週間かかります。
3) 試験日よりさかのぼって3年間以内に、指定講習会※2(年度毎に学会ホームページで公示)を受講していること
※1 人間を対象とした医療行為に関する国家資格保有者であり、本資格を実臨床およびチーム医療に活かせることが望ましい。ご不明な点は事務局までお問い合わせください。
※2 IBHRE/CDR/不整脈治療専門臨床工学技士資格者は免除されます。
https://new.jhrs.or.jp/recognition/device_ninteishi/shikenyoko/
ちなみに私の場合は看護師であること、不整脈心電学会会員であるため、1)と2)は問題なしです。
あとは3)です。指定講習会です。
植込み型心臓不整脈デバイス認定士 指定講習会とは?
年度毎に学会ホームページで公示されます。

ちなみに今年度は2025年6月2日(月)10時~6月30日(月)17時の間が申込期間でした。
eラーニングの講習なので、時間があるときに視聴します。
指定講習会なので、もしかしてPDFの資料ありますか?と思う方もいるはず。それは看護師界隈で働いている人ほど、eラーニングを受講するときは大抵資料があるものと認識しているからです。
しかし、この指定講習会はPDF資料はありません。
指定講習会では、「植込み型心臓不整脈デバイス認定士公式テキスト」を教科書とし、各分野の講師が要点を解説します。(本講習会独自のテキストはありません)
https://new.jhrs.or.jp/seminar/device-ninteishi-seminar/
指定テキストを購入し準備する必要があるのです。なので資格を取ろうと思った時点で購入しておくことをおススメします。
植込み型心臓不整脈デバイス認定士 指定講習会を受講しました
約1ヶ月の受講期間があります。その期間内に全ての項目を受講することで、受講証明書を発行することが出来ます。内容についてはホームページを参照してください(講師名の記載もあるので、あえて引用は避けます)
個人的な感想は以下の通りです。
視聴する時間を確保することは大切です
まずはこの1ヶ月で視聴する時間を作る必要があります。そして講義を聞く際は公式テキストは必須です。
私は家族がいるので、仕事と家庭と検定受験勉強の両立が正直大変です。まずは時間確保をどうするかを悩みました。
結果的には子どもが寝たあとの時間で視聴しました。なので途中で記憶を失っていたこともしばしば。そんなときに公式テキストしかないので、どこまで話をしたのかわからなくなることもありました。
注意点としてはeラーニングで良くある倍速視聴機能はありません。あとは最初の視聴は途中で巻き戻しもできませんし、もちろん早送りもできません。2回目以降は巻き戻し、早送りは行えるので配慮はされています。
心臓不整脈デバイスを学ぶ良い機会になります
あくまで植込み型心臓不整脈デバイス専門士を受験する方向けですが、普通に循環器病棟で働く人が受講しても勉強になる内容です。
全ての内容がもちろん大事ですが、特に看護師としては患者教育、管理関連の講習は、臨床でも役立つ内容だと思います。
興味ある方は受けてみて損はないはず(しかし指定講習と公式テキスト購入だけでも高額なので、その辺をクリアできる方向けです)
何度も言いますが本当に公式テキストは必須です
指定講習会でテキストは配布されませんので、公式テキストを見ながら視聴します。
基本的に講師の方は公式テキストに沿って講義を進めていきます。ただ全て公式のテキストのページ通り進むわけでないので、必要時に不足する部分は書き込みをしていました。

この指定講習会を受講したあとに、実際に試験を受けるまでに約2ヶ月半あるわけですよ。せっかく受講した内容が頭から抜けていくことが容易に想像できます(苦悩)
繰り返し動画を視聴する時間はなかったので、ほとんどの動画は1度視聴したのみでした。私の限界です(体力的にも)
指定講習会終了。試験を受けるための第一歩を終えて
内容は本当に難しいですよ!!!!と言いたいですが、個人的には久々に循環器関連の勉強が出来て楽しいです。前向きに試験勉強を進めることが大事です。
そんなわけで、これからは試験に向けて対策を練っていきます。先人達の知恵がインターネットの世界では散らばっているので、自分が出来そうな部分は真似していきたいと思います。

毎度のことながら人と関わることが苦手なコミュ障看護師なので、一人で地道に進めていきます
今年度同じ資格を目指す人、または今後資格取得を考えている人の参考になれば幸いです。以上、まるでした。